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【ONE】ロッタン 体重超過のスーパーレックに判定負け…試合後ガックリ、ファン期待の武尊戦実現に暗雲

[ 2023年9月23日 01:37 ]

判定で敗れて肩を落とすロッタン(左)。判定勝利を収めたスーパーレック(C)ONE Championship
Photo By 提供写真

 アジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)は22日にタイ・バンコクで「ONEフライデーファイツ34」を開催。メインイベントではONEフライ級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)がスーパーレック・キアトモー9(タイ)に判定負け。ロッタンとの試合を熱望する武尊が現地で観戦していたが、まさかの結果となった。

 この試合は本来、ONEフライ級ムエタイタイトルマッチの予定だったが、前日計量でスーパーレックの2・3キロ超過によってキャッチウエイトのスーパーファイトに変更となった。

 現地でも“世紀の一戦”と期待が高かったこの一戦。第1Rから衝撃的な展開となった。ロッタンの下から突き上げたタテ肘でスーパーレックの額の上を切り裂き大流血。会場は大熱狂になった。第2Rになると大流血しながらスーパーレックが反撃。膝蹴りからのタテ肘でダウンを奪った。ロッタンはバランスを崩しただけとレフェリーに訴えながら、納得いかない表情を見せた。死闘の第3Rは、両者一歩も引かず試合終了となった。結果は0ー3の判定でロッタンは敗れた。リングを降りてガックリと肩を落とした。

 ロッタンは「自分のキャリア全てをかけてこの戦いに挑む。全てのラウンドでずっと全力を出し続けるつもりだ。誇りをかけた戦い。自分もスーパーレックも死ぬ寸前の状態になるかもしれないが、それでも観客が沸く最高の試合にしたい」と試合前に語っていた。

 日本ファンが熱望しているのはロッタンVS武尊との一戦だ。武尊は「戦いたい相手がONE Championshipの選手の中にいる」とロッタンと戦うために「ONE」と複数試合契約。現地ルンピニースタジアムに来場して、この試合も見守っていた。

 ロッタンは武尊について「もしチャンスがあるならば、武尊とキックルールでも、ムエタイルールでも戦ってもいい。準備はできている」と準備万端と話しつつも「次はバンタム級に階級を上げて、ジョナサン・ハガティーのベルトに挑戦したい。この挑戦は最高の戦いになると思う」と2階級制覇も視野に入れていると口にしていたが、まさかの結果となった。

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