天心VS武尊はもっと早く実現する可能性があった！？父・弘幸氏が明かす天心のRIZIN参戦の舞台裏

那須川天心と父・弘幸氏（右）
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　“キックの神童”でプロボクサーである那須川天心の父・弘幸氏（53）が21日までに更新されたYouTubeチャンネル「格闘キャスト」にゲスト出演。“世紀の一戦”天心VS武尊はもっと早い段階でマッチメークされる可能性があったことを明かした。

　15年11月のK―1のリング上で武尊が「大みそか、めっちゃ暇なのでよろしくお願いします」とRIZINへの参戦をアピール。RIZINは武尊サイドに天心戦のオファーを出した。

　しかし「その時に武尊側に断られたんですよ。本当なら戦うはずだったんですよ。本当はその年の大みそかで戦うはずだった」と弘幸氏は当時の真相を明かした。

　その後も天心サイドは「天心を出場させてほしい」とRIZINに伝えていたが断れ続けた。すると、ある時からK―1選手がRIZINに出場しなくなった。そこでRIZINから「天心がMMA挑戦するなら出してあげる」という別の角度からのオファーがあった。

　このオファーを天心が了承したため、RIZINでMMAデビューする流れとなった。当時の契約は、5年契約でMIXルールを含めてMMA5戦消化後に、キックボクシングのマッチメークしていくという内容だったという。

　結果的に約7年間ファンが待ち望む形となって、“世紀の一戦”天心VS武尊は22年6月に「THE　MATCH　2022」のメインイベントで実現。天心が1Rに左フックでダウンを奪い、判定5―0で下し、無敗のままキックボクシングラストマッチで有終の美を飾った。