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東農大ボクシング部員、大麻所持容疑で逮捕 大学が謝罪「反社会性は明らか」「厳正に対処する」

[ 2023年7月12日 15:19 ]

東京農業大学公式サイトに掲載された謝罪文

 強豪の東京農大ボクシング部の部員が営利目的で乾燥大麻を所持したとして、警視庁は12日、大麻取締法違反の疑いで、東京農大ボクシング部に所属する大学生の男(19)と、知人の職業不詳の男(19)を逮捕した。報道を受け12日、同大学は公式サイトを通じて謝罪した。

 東農大ボクシング部は国内屈指の強豪として知られ、日本人初の4階級制覇を達成した現WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔、元WBC世界フライ級王者の五十嵐俊幸氏、元WBA世界スーパーフライ級王者で現福井県議会議員の清水智信氏ら世界王者や五輪代表を輩出してきた。現役部員には5月の世界選手権に出場した選手もいる。8日の関東大学リーグ戦は出場を辞退し、対戦予定だった東洋大の優勝が決まった。

 11日の時点で、大学の広報担当者は「部員が捜査対象になっているため、警察の要請があり回答できない。しかるべきタイミングで説明する」と述べるにとどめていたが、この日、同大学は「このたび、本学学生が大麻取締法違反の疑いで逮捕(2023年7月12日)されたことについて、本学は事態を厳粛に受け止めています」と発表。「このことについて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 続けて「薬物乱用の有害性・危険性・反社会性は明らかであり、本学としては、早急に事実関係の把握に努め、厳正に対処する所存です」とした。

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