魔裟斗 最近増えている選手の体重超過について苦言…水抜きでの減量を反対「普段から節制した方がいい」
元K―1世界王者でタレントの魔裟斗(43)が、8日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。最近増えている選手の体重超過について苦言を呈した。
6月24日に行われたWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量で、王者のジョシュア・フランコ(27=米国)が、リミットを2.9キロオーバーで失格となり、王座を剥奪された。同日に行われた「RIZIN.43」のフェザー級タイトルマッチが決まっていた王者のクレベル・コイケも前日軽量で、400グラムオーバーで王座剥奪となった。
さらに7月2日に開催された「RISE WORLD SERIES 2023 1stRound」のオープニングファイトに出場予定だった女性選手も3.5キロオーバーで失格扱いとなった。
最近増えている選手の体重超過に魔裟斗は「水抜きって、筋肉量がある人は落ちやすいわけよ。そんなに筋肉量が少ない人が真似すると落ちにくいんだよ。この減量方法はいいとは思わない」と水抜きでの減量を反対した。
現役時代の魔裟斗は試合1週間前の時点で、規定体重の3キロオーバーぐらいに調整して、計量前日に落とすのは約1キロと決めていたという。「俺の経験上、2キロ以上を1日で落とすと次の日にダメージが残って、疲労感が残る。だから落ち幅を少なくしてる。俺は動いて落とすし、1キロぐらいだと疲労感も残らないから試合では調子良く戦える。1日で3~4キロ落としたら試合の日は調子良くないと思う」と説明。「減量って脂肪を削っていって、筋肉だけにすると体がキレてくるわけよ。脂肪を削って筋肉だけの体にしてリングに上がるのが本当の減量だと思う。その方がスピード速いんだもん」とつづけた。
過度な水抜きは、血液をドロドロにして、脳の血管も同じ状況になるという。その状態で試合をすればドランカーになってしまうリスクもあると口にした。
「UFCファイターみたいに一気に7キロとか落として、戦っている奴は天才。凡人は天才の真似せずに泥臭くやっていかないとダメなんですよ」と話し、「63戦からの経験上から普段から節制した方が絶対に調子いいから」と強調した。
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