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内山高志氏「楽した方が得するみたいな…」と体重超過の選手へ苛立ち 井岡一翔の次戦についても言及

[ 2023年6月27日 20:50 ]

元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏
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 プロボクシング元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(43)が27日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。24日に行われた王者ジョシュア・フランコに前WBO王者の井岡一翔が挑んだWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチについて言及。その中で体重超過する選手に厳しいコメントをした。

 21日に日本ボクシングコミッション(JBC)が昨年の大みそか、フランコとのWBA&WBO王座統一戦時のドーピング検査で井岡の尿検体から大麻成分が検出されたことを発表。一方のフランコも騒動に影響されたからか、23日の前日計量では前代未聞の2・9キロ超過で王座を剥奪されていた。

 もし井岡が体重超過の相手に負けていたら大きな問題になっていたという。「井岡が勝って無事だったから良かったですけど、もし凄いパンチをもらって病院直行でボクシングが出来ない状態になってしまったら誰が責任を取るんだって話なんですよ」と怒りを口にした。さらに「楽した方が得をするみたいになってしまっているのが、僕的にはもどかしいですね。井岡が負けたら今日も問題になっていましたよ」と苛立ちの言葉を並べた。

 しかしボクシングは他の格闘技イベントや野球やサッカーなどの団体競技と異なり、メインイベントがあってこその大会となっている。「これは難しいところだし、選手が可哀想なところ。相手が計量失敗して“僕、戦いません”とは言えないんですよ」とボクシング大会の大変な部分を語った。

 自身の問題や相手の体重超過があった中でダイレクトリマッチを制した井岡の精神力については「井岡の精神力の強さは凄いと思いますね。本当に安定して心を保っていて尊敬しますね」と話した。

 動画の最後に井岡の今後について「僕はエストラーダ戦と中谷潤人戦が見たいですね。この2人しかいないと思います」とWBC世界同級王者のフアンフランシスコ・エストラーダとWBO世界同級王者の中谷潤人との統一戦を期待した。

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