プロボクシング日中対抗戦 旭道山のおい・波田大和 「笑って終われるように」
日中平和友好条約の締結から45周年を記念した、プロボクシング日中対抗試合の公式計量が30日、都内で行われ、メインのスーパーフェザー級8回戦に登場する日本同級4位の波田大和(26=帝拳)がリミットを100グラム下回る58・8キロでパスした。大相撲元小結・旭道山のおいにあたる波田は「相手の選手もパーフェクトな体をつくってきた。試合を盛り上げられるように頑張りたい」と意気込んだ。
昨年10月の日本同級王座挑戦者決定戦8回戦で原優奈(28=真正)に判定負けして以来の再起戦。「アグレッシブに行き過ぎて、変化を付けられずパンチを振り回してしまった。あの日のことは一日も忘れたことはない」と単調に終わった前戦以降は自身の短所と向き合い、ジャブやガードなどの基本動作を徹底的に見直した。
右手ジャブ一本でスパーリングもこなすなど反復練習で課題を修正。「苦手な練習。つまらなかった」とおどけながら「リズムも増えたし、体で覚えられた」と手応えを得た様子だ。
「相手との戦いよりまずは自分。練習の成果を出して最後は笑って終われるようにしたい」と雪辱を期した。
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