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武尊 6・24に1年ぶり公式戦でISKA王者ザグデンと対戦 ABEMAと最低報酬1億円&報奨金で契約

[ 2023年3月29日 14:01 ]

対戦相手のサグデンとにらみ合う武尊                               
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 K-1元3階級制覇王者の武尊(31=team VASILEUS)が29日に記者会見を行い、ABEMAと日本初のペーパービュー(PPV)ファイター契約を締結したことを発表。6月24日にフランス・パリのゼニスアリーナで開催される「ムエタイグランプリ(MTGP)」で約1年ぶりに公式戦に復帰し、ISKA世界スーパー・ライト級(―63.5キロ)王者のベイリー・サグデン(25=英国)と対戦することを明らかにした。

 大会名は「インパクト・イン・パリ」で現在、空位となっているISKA61キロ級の王座をかけたタイトルマッチで、3分5ラウンドのK1ルールで行われる予定になっている。武尊は「やっと復帰戦が発表できてすごくうれしい。海外で試合をしたいとずっと言っていて今回、このようなタイトルマッチという形で海外での試合が実現し、権威あるベルトに挑戦できることがうれしい。必ずベルトを獲って、日本の格闘技界にはこんな面白い選手がいて、こんな強い選手がいるんだと僕がアピールしたい」と話した。一方、対戦相手のサグデンは「世界に出ることの厳しさを自分が教えたい。皆さん、試合を楽しみにしていてください。武尊選手はアグレッシブな選手ですが、自分も同じスタイル。KOされないように気をつけて」と話した。

 ABEMAとの専属契約を結んだことで、今後の武尊の試合の生中継は、ABEMAでのみ視聴可能となる。PPV中継の場合、武尊への報酬は、最低1億円プラスPPV売上金からの報奨金となる。契約期間は非公表。武尊は「このような契約をしていただき感謝しています。現役を続けていく上でモチベーションにもなる」と話し、「PPVというビジネスの形が海外では浸透しているが、日本やアジアでは浸透していない部分がある。業界がもっともっと発展できるように、僕がモデルケースとして、頑張っている選手の未来につながるように先頭で引っ張っていきたい」と意気込んだ。

 武尊は昨年6月19日の「THE MATCH」で、那須川天心と対戦。“世紀の一戦”で判定負けを喫した。その後、保持していたK―1スーパー・フェザー級王座を返上して一時休養を宣言。昨年8月に右拳と右膝の手術を受けて、以降は米国でトレーニングを積んでいた。

 昨年10月31日をもって、K―1及び所属ジムだったSAGAMI―ONO KRESTとの契約満了に伴う契約解除を自身のSNSで発表。昨年11月6日には地元の鳥取県米子市で開催された米子ジム自主興行「GAINA魂」で「THE MATCH」での敗戦後、そしてK―1との契約解除後初のリングに復帰した。2分2ラウンドのエキシビションマッチながらも“弟分”である晃貴と対戦してファンを沸かせた。

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