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引退会見の村田諒太に那須川天心が花束贈呈「そういう存在以上の人にならないといけない」

[ 2023年3月28日 14:45 ]

<村田諒太引退会見>那須川(左)から花束を贈られた村田(撮影・島崎忠彦)
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 プロボクシング元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(37=帝拳)が28日、都内のホテルで引退会見を開いた。質疑応答後にはビデオメッセージが流れ、出身校・南京都高(現・京都広学館高)の仲間たちや恩師がねぎらいの言葉を贈った。また、前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)は「アマチュアの頃から日本代表としてともに行動させていただいた。プロでも同じ興行に出たり、お互いの試合を解説したり、良い思い出がたくさんある。引退は少し寂しい気持ちもあるが、新たな挑戦を楽しみにしている」とメッセージを寄せた。

 会見後にはスポーツ庁の室伏広治長官らかや、帝拳ジムでともに汗を流した元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏、4月8日に帝拳ジムからプロデビューする那須川天心らが花束を贈呈。山中氏は5年前の自身の引退時に村田から花束を贈られており、立場を入れ替えての贈呈となった。黒いスーツ姿の那須川はゴロフキン戦など村田の3試合を見たと明かし「(ボクシングに)興味がない人でも(試合に)興味を持ったというか、国の人が凄く応援していたみたいな印象があった。そういった方がやめるのは悲しい部分でもあるけど、自分の中でそういう存在以上の人にならないといけないと改めて思った。今、帝拳ジムに王者がいないので、そのへんの覚悟はしっかりある。(バトンを)受け渡されたわけじゃないけど、そんな気持ちではいます」と話した。

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