元120円Jリーガー安彦考真、初の判定負けにも手応え「やりきった3分3R」
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Cygames presents RISE ELDRADO 2023 が26日、有明アリーナで開催され、元年俸120円Jリーガーとして知られる安彦考真(45)がDEEP☆KICK王者KENTA(30)と対戦し、判定で敗れた。プロ4戦目、アマチュアを入れて9戦目で初黒星となった。
RISEライト級7位と格上の相手に善戦、判定の持ち込んだ。試合後はKENTAから勝利者トロフィーを渡される場面も。「悔しいが、出し切った。RISEのトップクラスとやらせてもらってどれだけ強いか、ひるむことなく最後まで立ち続けたいと思っていた。意思さえあれば何度でも立ち上がれるのが僕の人生のテーマ、それをやりきった3分3Rだった」と安彦は振り返った。「みんな1Rで秒殺されるとだれもが思ったと思うが、今までやった中でステージが違う。僕のスタイルで戦おうと思ったが強かった。タフだしパンチが重かった。素晴らしい選手だった」と続けた。
安彦は高校卒業後にブラジルでプロサッカー選手を目指したがケガで断念、Jクラブで通訳や高校の指導者をしながらアマチュア選手としてプレーした。18年3月に40歳でJ2水戸と契約、翌年J3のYS横浜に移籍し、3月に41歳1カ月9日でJリーグデビューした。20年に引退後は格闘家に転身し、キックボクシングのRISEを舞台に試合を重ねてここまで8戦7勝1分けと負けなしだった。
「トロフィーはリスペクトだと思って受け取った。何度かパンチ入ったが首かしげていたし、何でこいつ倒れないんだということ」と安彦。「45歳がこういう場に立って夢しかない。本気になればつかめる。日々の努力を試される」と続ける。「3分3Rのアーティストだといっているが、まだまだいきます。格闘家として短い命を輝かせるためにもう少しいきます」と、次を見据えた。
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