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日本バンタム級王座V2の堤聖也、アマで敗れた井上拓真に照準「少しでも近づきたい」

[ 2023年3月20日 22:06 ]

プロボクシング日本バンタム級タイトルマッチ10回戦 ( 2023年3月20日    東京・後楽園ホール )

2度目の防衛に成功した堤聖也は左拳をバケツで冷やす
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 日本バンタム級王者・堤聖也(27=角海老宝石)が同級1位の南出仁(27=セレス)に7回1分41秒TKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。1回に右フックが当たってスリップ気味のダウンを奪ったが、2回と5回には右のショートカウンターでダウンを重ね、7回には猛攻でレフェリーストップを呼び込む完勝。「打ち合いでは彼(南出)も気持ちが入っていて“これは執念で倒れないやつだ”と思った。序盤にスコンともらって倒れたので、そういうパンチで効かせて倒そう、倒れたらもうけもの、という感覚でやった」と説明した。

 南出とは同学年で、アマ時代は階級こそ違うものの意識する存在だった。南出が全国大会決勝で4度負けて無冠だったのに対し、堤は準決勝が超えられない壁だったため、今回の試合を「準決勝」と位置付けていた。その準決勝をクリアし、世界挑戦が視界に入ってきた。リング上のインタビューでは、4月8日に東京・有明アリーナでリボリオ・ソリス(40=ベネズエラ)とのWBA世界バンタム級王座決定戦に臨む井上拓真(27=大橋)の名前を挙げて挑戦を希望。熊本・九州学院高2年時のインターハイ準決勝で拓真(当時神奈川・綾瀬西高)に判定負けしており「2回まで競っていて3回に差がついた。気持ちで負けた気がして、彼に負けたのがずっと心に残っていた」という。拓真が世界王者に復帰すれば挑戦したい考えを改めて示し、「同じ階級でずっとトップにいる選手。負けたのがプロに入るきっかけの1つだった。プロ入り後は(対戦を)考えていなかったけど、巡り合わせで、頑張れば追いつけるところまで来ている。レベルの差はあるけど、少しでも近づきたい」と標的を見据えた。

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