天心＆武尊サイン偽造容疑で逮捕された女性格闘家、謝罪 動機は「投資失敗」1500万の損失による金欠
昨年12月にプロ格闘家の那須川天心と武尊のサイン入りポスターを偽造し、インターネットオークションで落札者から現金約10万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されたキックボクサー「ぱんちゃん璃奈」こと岡本璃奈が23日、自身のYouTubeチャンネルを更新。一連の騒動について謝罪した。
ぱんちゃん璃奈は、昨年6月の格闘技イベント「THE MATCH」で配布された「直筆サイン入り」とするポスター1枚をヤフーオークションに出品。落札者がイベント名の色が異なることや、大会スポンサーのロゴがなかったことから偽物と気づき、署へ相談していた。逮捕容疑は6月下旬、神戸市垂水区の男性会社員（35）から9万9900円をモバイル決済サービスで送金させ、詐取した疑い。「サインは自分で書きました。うそをついて出品したことに間違いありません」と容疑を認めていた。
この日、スーツ姿で動画に登場した「この度はたくさんの方にご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます」。「私の軽率な行動で被害者の方を深く傷付けてしまい、本当に申し訳ございません。被害者の方とお会いさせて頂き、謝罪を受け入れてくださいました。このようなことをしてしまったにも関わらず、本当に寛大な心でお許しいただきました。ありがとうございます」と報告。また、応援のコメントに対する感謝を述べた。
今回の動機については、投資で失敗したためと告白。「知人から投資を勧められ、最初は断っていましたが“絶対に大丈夫、100％もうかる”と勧められ、初めての投資だったので知識もなく、よくわからないまま300万円以上入金してしまいました」といい、その1週間後に入金した投資先が飛んでしまったという。「その時は、“必ず戻ってくる”という言葉を本気で信じてしまい、また新たに紹介されたサイトに数百万円入金してしまいました。そのサイトも消え、お金がなくなってしまいました」と経緯を明かした。
「詐欺と気づいたときにやめればよかったのですが、その時はただ“損失を取り戻したい”という思いから抜け出せず、いろんなものに手を出してしまい、6月の時点で損失は1500万円を超えていました」と、報道通り金欠状態に陥ったと吐露。4月に前十字じん帯断裂の大ケガを負い、試合に出場できなかったことから「善悪の判断がつかない状況だった」と当時を振り返った。
「どんな理由があっても、今回私がしたことの理由にもなりませんし、その知人が悪いわけではなくて、ありえない投資話を信じてしまった自分の知識のなさと心の弱さです」と反省し「全く関係のない格闘技ファンからお金をだまし取ったことについて、本当に深く反省しております」と謝罪の言葉を繰り返していた。
