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村田諒太「悩ましくはある」 ゴロフキン戦振り返り揺れる胸中吐露

[ 2022年12月23日 19:28 ]

WOWOWで番組収録に臨んだ村田諒太
Photo By スポニチ

 プロボクシングの前WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36=帝拳)が23日、都内でWOWOW「エキサイトマッチ~世界プロボクシング2022年総集編」(26日午後9時放送)の収録後に囲み取材に応じ、注目される自身の進退について揺れる胸中を明かした。

 4月のIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=ウクライナ)との2団体統一戦から8カ月が経過。“世紀の一戦”と言われた試合では9回TKO負けを喫したが、ファンが選ぶ2022ベストマッチにランキング入りした。数日前に改めて映像を見る機会があったという村田は「こんなに長くボクシングをしない期間がなかったので、ずっと前のように感じる。もっと強くなれる気がするし、悔しいし、もっとやれた、もったいないという思いもある」と感想を口にした。

 2022年は村田とゴロフキンの一戦を含め、国内外で多くの統一戦が実施された。コロナ禍で停滞していたスポーツ界が再び動き出したこともあり、「すごく良い流れではある」と振り返り、その中で「新しいチャレンジをしてみたいという思いはある」と明言。「ボクサーとして現役でいることが重要というか、影響力を保つためにはボクシングは良いツールだと思うので本当に悩ましくはある」とも話した。

 今月中旬には米フロリダ州オーランドで開催されたWBA総会に出席。元3団体統一ヘビー級王者イベンダー・ホリフィールド(60=米国)や元4階級制覇王者ミゲール・コット(42=プエルトリコ)と対面した。また、WBAのメンドーサメンドサ会長からは「引退するにしても現役を続けるにしても君のことを誇りに思う」と言葉をかけられたという。時間の経過とともに、より多くの感情が湧いており、決断は来年になりそうだ。

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2022年12月23日のニュース