×

日本ヘビー級王者・但馬ミツロ 11・27大阪でタイ選手相手に初防衛戦 迫力あるスパーリングも披露

[ 2022年11月14日 19:29 ]

スパーリング後に亀田興毅ファウンダー(右)からアドバイスを受ける但馬ミツロ
Photo By スポニチ

 プロボクシング元世界3階級制覇王者で、ボクシングイベント「3150FIGHT」を手がける亀田興毅ファウンダー(35)が14日、大阪市西成区のKWORLD3ジムで会見し、27日の「3150FIGHT SURVIVAL vol.3」(大阪府豊中市・176BOX)に急きょ参戦する日本ヘビー級王者・但馬ミツロ(27=KWORLD3)の対戦相手がナタポン・プランピマーイ(29=タイ)に決まったと発表した。今年8月に獲得した日本王座の初防衛戦となる。

 4日に「3150FIGHT」第4弾興行(1月6日、エディオンアリーナ大阪)への出場を発表した席で、但馬が「試合がやりたい」とSURVIVAL出場を直訴し、実現した。但馬は「興毅ファウンダーの迅速な対応が凄い。すぐに動いてくれて、モチベーションが上がる」と感謝。「相手の映像はまだ1度見たぐらいだけど。ケガをできないスケジュールなので」と年明け興行に備え、無傷で素早く試合を終わらせる意気込みを示した。

 年明け興行に向けてニュージーランド出身でオーストラリア在住のスパーリングパートナー2人が来日した。ヘルマン・パーセル(27)は17年5月に東洋太平洋ヘビー級王者の藤本京太郎(角海老宝石)に挑戦(9回TKO負け)するなど17勝(9KO)9敗で1メートル76、124キロの右ファイター。ジョン・マイラは3戦全勝(3KO)とプロキャリアが浅いものの、本場でラグビー経験を持ち筋骨隆々。1メートル82、110キロの右ボクサーファイターだ。

 この日、但馬はマイラを相手に2ラウンドのスパーリングを公開した。初回は右、左のボディー連打や、相手の左に右を合わせる動きを見せた。2回はややスタミナ切れの印象でロープに追い込まれる場面もあった。「凄く、いい練習。力いっぱいできる」。国内ヘビー級は選手層が極端に薄いため、これまでスパー相手に困り、中量級ボクサーや他の格闘技選手との手合わせが多かった。実戦練習に本格的に取り組める環境が整い、自然に頬が緩む。

 亀田氏はスパーリング後すぐに本人へ助言を与えつつ、「スパーも含めてミツロが戦う場をどんどん作りたい。本当に日本初のヘビー級世界チャンピオンにさせたいと思っているので」と熱く語った。

続きを表示

2022年11月14日のニュース