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武藤敬司らが猪木さんへ追悼の10カウントゴング プロレスリング・ノア後楽園大会

[ 2022年10月7日 20:22 ]

試合前、アントニオ猪木さんへ黙とうを捧げる(左から)藤田、船木、武藤(撮影・島崎忠彦)
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 プロレスリング・ノアの後楽園ホール大会が7日、行われ、10月1日に心不全で死去したアントニオ猪木さん(享年79)の追悼セレモニーが行われた。

 第1試合開始前、猪木さんの入場曲が流れ、ノアの所属選手がリングサイドに集結。遺影を抱いた武藤敬司(59)、船木誠勝(53)、藤田和之(51)がリングに上がり、追悼10カウントゴングが鳴らされた。

 2020年2月、武藤は自身がプロデュースする「プロレスリング・マスターズ」で猪木さんのデビュー60周年メモリアルを開催。猪木さんは武藤、長州力、前田日明らに闘魂ビンタを見舞い、最後はおなじみの「1、2、3ダァー!」で締めた。この大会が猪木さんにとって最後のリングとなったが「猪木さんをどうしてもリングに上げたくてお願いに行った。本当最後にいいイベントができてよかった」と明かした。

 猪木さんに教わったことは「常識にとらわれるなということ。とにかく常識があまり好きでなかった。ある意味。感性が(自分と)似ているよ」という。「燃える闘魂」からもらった「闘魂三銃士」のなかで今も現役で活躍する武藤は「教わったことを一生懸命教えてようとしていかないと。どんどん猪木さんの教えが退化していく」と継承する決意を示した。

 「猪木イズムとは何だったか」と問われると「戦いだろう、最後まで戦っていた。プロレスに市民権といって戦っていた」と振り返る。来年2月の引退試合を猪木さんに観戦してもらえなかったことが唯一の心残りという。「無理でも、モニターの前でもいいから“バカヤロー!”ぐらい言って欲しかった。まだまだ、だと。褒められたことがなかったから」と寂しそうに話した。

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