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井上尚弥がロサンゼルスから帰国 初の海外スパーリング合宿「刺激的だった」

[ 2022年9月18日 19:45 ]

ロサンゼルス合宿から帰国した井上尚弥(右)と拓真
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が18日、スパーリング合宿を行っていた米ロサンゼルスから羽田空港に帰国した。かねて海外合宿を希望していたが、12月に予定するWBO同級王者ポール・バトラー(33=英国)との4団体王座統一戦を前に初めて実現したもの。合宿は6日から行っていたが、前WBC同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)と王座統一戦を行った6月7日、留守にしていた神奈川県内のジムに空き巣が入ったこともあり、帰国まで渡米を公表していなかった。

 現地ではコンドミニアムに滞在し、弟の元WBC世界バンタム級暫定王者・拓真(26=同)とともに、元6階級制覇王者マニー・パッキャオ氏(43=フィリピン)を育てた名トレーナーのフレディ・ローチ氏が経営するワイルドカードジムで5日間、計29ラウンドを消化。初日はパッキャオの写真が飾られているジムの雰囲気に驚いたそうだが、「向こうの選手やトレーナーが見ている中でのスパーは刺激的だったし、いいトレーニングになった。見られている中でのスパーはメンタルトレーニングにもなる」と充実の表情を浮かべた。

 スパーリングパートナーを務めたのは、WBAスーパーバンタム級1位のアザト・ホバニシアン(34=アルメニア)やWBCフェザー級11位のアダム・ロペス(26=米国)、アマチュアのメダリストら6~7人。ホバニシアンがロスを訪れている井上とのスパーリングを希望した一方、ロペスは「左右に動いて足を使う選手で、行った中ではバトラーに似ている」と井上自ら指名し、一番多く手合わせしたという。「日本ではこんなに充実した環境は整わない。みんな個々それぞれ(特徴が)違うし、世界のトップで戦っている選手ばかりなので毎回気が抜けない」と効果を説明。ローチ氏にはスパーの感想を聞いたそうで、「(英語が)よく分からなかった」と苦笑しながらも「会話できたのはよかった。こういうパンチがあったねという感想だった」と話した。

 現地滞在中には右目下に“青たん”ができた写真をSNSにアップしてファンを驚かせた。井上によると顔も腫れていたそうで「いつもらったのか分からない。2ラウンドずつ3人を相手した時に、(ヘッド)ギアを外したらなっていた。パンチをガードした自分の手が当たったのかもしれない」という。「顔がむくんでいて普段なら何ともないパンチ。塩分の取り過ぎと(の結論で)着地させました」と話して笑いを誘った。「時差も含めてまた米国で試合をする時の予行演習にもなった」という海外合宿については、「毎試合は分からないが、ところどころではありなんじゃないか。パートナーに困らないので」と今後の実施にも前向き。バトラー戦へ向けては国内ですぐにジムワークを開始し、10月末には走り込み合宿を行う予定と明かした。

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