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オカダ・カズチカ 涙の史上4人目G1連覇「ありがとうしか出てこない」

[ 2022年8月19日 05:30 ]

新日本プロレス G1クライマックス32 ( 2022年8月18日    日本武道館 )

<G1クライマックス32>優勝したオカダ(撮影・島崎忠彦)
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 ヘビー級の選抜メンバーらが集結したファイナルトーナメントの決勝戦が行われ、オカダ・カズチカ(34)がウィル・オスプレイ(29)を33分53秒、必殺レインメーカー(短距離式ラリアット)からの体固めで下し史上4人目の2連覇を果たした。3年ぶりに夏開催に戻った最強男決定戦も観客動員は苦戦。旗揚げ50周年の主役としての責任を感じたオカダは、涙を浮かべてさらなる奮起を誓った。

 こん身のレインメーカーでオスプレイを沈めて史上4人目の大会連覇。史上最多の28人、約1カ月にわたる過酷な真夏の最強男決定戦を制したオカダは「G1優勝の価値をもっと上げたい」とぶちあげ、来年1月4日の東京ドームでIWGP世界へビー級王座挑戦をアピールした。

 旗揚げ50周年を迎えた団体のエース。重圧の中でかつての弟分に力を見せつけたが置かれている現状に苦しい胸の内を吐露する場面もあった。3年ぶりに夏開催に戻ったものの、この日の観衆は満員に及ばない6716人。リング上では「ありがとうしか出てこない」と涙ながらにファンに感謝。そして「皆さんにもっとプロレスを知ってもらうため、東京ドームの超満員を味わってもらえるように」と叫んだ。いばらの道が続くとも壁を破ってくれるのはオカダしかない。

 <〇棚橋、フィンレー―ギャローズ、アンダーソン●>棚橋が最終戦で躍動した。グッドブラザーズ相手のタッグ戦で、矢野の介入というアシストはあったものの、現NEVER無差別級王者のアンダーソンをハイフライフローで圧殺。試合後にベルトを巻くポースでアピールすると「アンダーソンが持っているベルト、(獲りに)いこうかな」と意欲を見せた。

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