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ベルト死守の日本女子ミニマム級王者・鈴木なな子「右ストレートの高さに頭がなかった」

[ 2022年8月9日 22:36 ]

<鈴木なな子・一村更紗>鈴木(右)が苦戦しながらも判定勝ちで初防衛に成功(撮影・篠原岳夫)
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 プロボクシングの日本女子ミニマム級タイトルマッチ6回戦は9日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・鈴木なな子(23=三迫)が挑戦者の同級3位・一村更紗(26=ミツキ)に3―0で判定勝ちして初防衛に成功した。1回の終盤に右カウンターで膝をつくダウンを喫したが、中盤からボディー攻撃で盛り返して昨年12月に獲得したベルトを死守した。

 鈴木は「練習していることを出すのは難しいですね」と苦笑いした。練習してきた右ストレートを狙っていったが、一村が低い姿勢で出てきたため「右ストレートの高さに頭がなかった…」。ラフファイトをしてくるとの予想も外れ、ダウンしたため焦りと力みもみられたが、「ボディーから上へ返せ」の指示が功を奏して形勢逆転。「練習してきて出せたのはボディーだけですね」と振り返った。

 試合前には日本女子ミニマム級1位のロリト麻理菜(エスペランサ)から挑戦状が出た。今春に立大を卒業した23歳は「タイミングが合えばやることになると思う」と話し、「もっと上へ行きたいけど、今日の内容では…。練習したことをしっかり試合で出せるようにしたい」と話すにとどめた。

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