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宇津木秀、“アニキ”京口紘人の前で初防衛に成功「ちょっとだけ近づけた」

[ 2022年6月14日 21:42 ]

<日本ライト級タイトルマッチ>8回TKO勝ちで初防衛に成功した宇津木秀(中)
Photo By スポニチ

 プロボクシングの日本ライト級タイトルマッチ10回戦は14日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・宇津木秀(28=ワタナベ)が挑戦者で同級8位の富岡樹(25=角海老宝石)に8回1分8秒TKO勝ちし、初防衛に成功した。戦績は宇津木が11勝(9KO)無敗、富岡は7勝(2KO)6敗1分け。

 序盤はスピードと軽快なフットワークを武器とする富岡に主導権を握られ、5回終了時に公開されたジャッジの採点は47―48×3とリードを許した。だが、「ポイントは取られているだろうと思っていたので変な焦りとか動揺はなかった」という宇津木は、6回以降はプレスを強めて接近戦に持ち込み、富岡に強打を浴びせ続けた。ダウンこそ奪えなかったが、8回に富岡の動きが完全に止まり、レフェリーストップ。2月に獲得したベルトを守った。

 この日、セコンドには敵地メキシコで正規王者ベルムデスとの王座統一戦に勝利し、13日に帰国したWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)の姿があった。「アニキ」と慕う京口の勝利にも刺激を受け、堂々の逆転TKO勝利。宇津木は「反省点もあるけど、作戦通りと言えば、作戦通り。徐々に削っていく自分のボクシングができた。っとだけですけど、アニキの戦い方に近づけた」と笑顔。京口も「成長したと思う」と頑張りを称えていた。

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2022年6月14日のニュース