【尚弥VSドネアを予想】尚弥 スキル、パワーに加え知性で圧倒
WBA・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦 ( 2022年6月7日 さいたまスーパーアリーナ )
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バンタム級の3団体王座統一戦は「井上尚弥VSドネア2」として海外でも注目されている。各国で年間最高試合に選出された19年11月の第1戦以来2年7カ月ぶりの再戦を、米国のボクシング・メディアはどのように見ているのか。(1)初戦の分析(2)その後2年間の2人の成長・変化(3)再戦の予想、について意見を寄せた。
【ディラン・ヘルナンデス=ロサンゼルス・タイムズ紙コラムニスト。日本人の母、メキシコ系の父を持ち、英語、スペイン語、日本語を流ちょうに話す】
(1)井上は浴びるべきではないドネアの左フックを浴びてしまった。海外の選手は可能な限り米国で練習を積み、ハイレベルのスパーリングでもまれるべきというのが私の持論。井上は凄い才能を持った選手ではあるが、トップレベルの経験不足がゆえに、百戦錬磨のドネアにつけ込まれかけたのだと思う。
その一方で、井上は被弾後すぐに適応し、以降は同じパンチをもらわなかった。目の周囲を骨折し、相手が何重にも見えるという不利に見舞われ、苦戦ではあったが、それでも勝利のすべを見つけたことは評価されるべきだ。試合中にそれだけの適応ができる選手なのであれば、初戦を改めて振り返り、そこから学び、第2戦ではより良い結果が出せないと考える理由はない。
(2)ドネアは周囲の私たちが考えたよりもはるかに上手にその戦力を維持しているように思える。とは言え、加齢していることに変わりなく、やはり衰えはあるはず。同じく40歳前後のゲンナジー・ゴロフキンも村田諒太戦では衰えは隠せず、村田の前に苦しみ、これまでよりも短い時間にスパートをかける戦い方で何とか勝利を手にした。そういった戦力ダウンは誰にも突然訪れるもので、ドネアもその位置に近づいているとは思う。一方、井上は一戦ごとに自信をつけ、確信を持って戦い、さらに向上しているように見える。
(3)今回も井上が勝つと思うし、KOするかもしれない。もともとスキル、パワーがある上に、先ほども言ったように、彼の知性には感心させられてきた。厳しい戦いの中でも力が出せることを証明してきた。
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