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初防衛戦の王者・谷口、食事改善でマッスル化?渡辺会長が前日計量でのパフォーマンスを予告

[ 2022年4月15日 15:23 ]

プロボクシング・WBO世界ミニマム級タイトルマッチ   王者・谷口 将隆(28、ワタナベ)15勝10KO3敗 ≪12回戦≫同級5位・石沢 開(25、M.T)10勝9KO1敗 ( 2022年4月22日    後楽園ホール )

取材に応じたワタナベジムの(左から)渡辺会長、谷口、伯耆トレーナー(提供・ワタナベジム)
Photo By 提供写真

 初防衛戦に臨む王者・谷口が15日、オンラインで取材対応した。石沢戦へ向けて今週打ち上げたスパーリングは100ラウンドをオーバー。パンチ力のある石沢対策として、ミニマム級よりも上の階級の選手をパートナーにしてきたという。同期入門のWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(28=ワタナベ)ともマスボクシングなどで手合わせし、「こうしたらいいとか、具体的なアドバイスのやりとりができた」と話した。

 19年9月の石沢との対戦ではダウンを奪われながらも判定勝ち。国内のミニマム級では随一のパンチ力を持つ“マイクロ・タイソン”を「別人のような強さになっていると思っている。比較的冷静で、自分が自信のあるものを出すために何をすべきか分かっている」と評価した上で、2年7カ月ぶりの再戦について「(相手に)気持ち良く戦わせたくないというのはお互いにあると思う。石沢選手の全てを警戒して戦いたい。(戦い方は)試合の初っぱなで分かってくると思うので、臨機応変に変えていきたい」と展開をイメージした。

 体重はリミットまで4キロを切っているという。コンディションづくりにあたっては「新しいことに取り組んでいる。(体に)いいものを取り入れている」とし、食事のメニューに多くの品目をそろえたり、減量中で貧血気味の際は鉄分を食品で摂取するなど工夫をこらしたと明かした。顔色も良さそうな谷口の横で、ワタナベジムの渡辺均会長は「計量の時はちょっとしたパフォーマンスをお見せするので楽しみにしてほしい。みなさん、オオッと言うと思う」とムキムキボディーの披露?を予告。さらに、前回の対戦でのダウンを「あのパンチを体験したことが谷口の強みと思う」と前向きに捉えた。谷口はパフォーマンスについて「普通です」と苦笑しながらも、「初防衛戦だが、石沢選手という日本で一番強い選手に勝つことが第一の目標と思っている。それに向かって当日やりきります」と意気込みを口にした。

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2022年4月15日のニュース