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ドネア「罠を仕掛けて仕留めるだけ」 モンスター井上尚弥との再戦に自信

[ 2022年3月30日 15:25 ]

井上尚弥戦に向けてビデオメッセージを寄せ、笑顔を見せるノニト・ドネア
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 プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)が30日、都内ホテルで会見し、6月7日にさいたまスーパーアリーナでWBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)と王座統一戦を行うことを発表した。

 井上とドネアは19年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント決勝以来の再戦。前回、判定で井上に敗れているドネアはビデオメッセージを寄せ、「とてもワクワクしているよ。もう一度やりたいと思っていたから本当に楽しみだ」と心境を語り、判定で敗れた前回を試合を「あの日リングを下りながら『倒せたはずだ』と思った」と振り返り、「井上は凄かった。でも勝てるはずだ。今になってその思いは強くなっている」と自信を示した。

 前回は2回にドネアの左フックで右眼窩(がんか)底など2カ所を骨折した井上が11回にダウンを奪って判定勝ちしたが、ドネアは、その後WBC王座を獲得するなど輝きを取り戻した。「ボクサーとしての戦略的なことも含めて、かつての自分が戻ってきた感じがする」と手応えを口にし、井上戦に向け、「ハント(狩り)に行くだけ。モンスターを狩るには罠を仕掛けて仕留めるんだ」とにやり。5階級制覇を成し遂げたレジェンドは、ボクサーとての最終目標に4団体統一を掲げ、「彼(井上)が2つベルトを持っていて、僕は一つ保持している。3団体統一したら、あと一つになる。それが僕の願いであり夢だ。r自信を示した。実現に近づいている」と言い切った。

 試合はWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36=帝拳)とIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)の王座統一戦に続き、映像配信サービス「Amazon Prime Video」で独占ライブ配信される。

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