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3・19京都で拳四朗と再戦する矢吹正道は「勝って次の目標に進む」 中部運動記者クラブ分科会表彰

[ 2022年2月2日 15:00 ]

中部運動記者クラブボクシング分科会、2021年の最優秀選手賞を受賞した矢吹正道(緑ジム提供)
Photo By 提供写真

 中部運動記者クラブのボクシング分科会が2日、2021年度の表彰選手を発表し、MVPはWBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(29=緑)が受賞した。昨年9月22日に京都市体育館で同級タイトルマッチに臨み、8度防衛中の安定王者・寺地拳四朗(30=BMB)を10回TKOで破り、世界初挑戦で奪取に成功した。コメントは次のとおり。

 「世界チャンピオンの仲間入りをして、すばらしい賞をいただき、ありがとうございます。昨年は1年に1回しか試合をしていないですが、強い選手と戦うという目標があって、それに向けて最大限の努力ができた年だったと思います。今年はまたすごく強い選手と戦って、勝って、次の目標に進んでいきたいです。拳四朗選手に勝って、統一戦や階級を上げて中谷選手とやりたいという思いがあります」

 初防衛戦は3月19日に前回と同じ京都市体育館で前王者・寺地とダイレクトリマッチに臨む。1月24日に行われた世界戦の概要発表会見では「向こう(寺地)が手数を増やしてくるなら、それにパンチを合わせるだけ。手数が増えたら、こっちにもチャンスはある。激しい試合になる」とイメージを語った。昨年11月に寺地と今春の再戦で合意してから走り込みやジムワークで追い込み、スタミナを強化。序盤から打ち合うハイペースの展開にも対応できる体づくりに努めている。

 他団体王者との統一戦や2階級制覇など野望を実現するためにも負けられない戦いだ。

 なお、敢闘賞は能嶋宏弥(薬師寺ジム)、高畠愛大(タキザワジム)、冨田風弥(TRIBE SHIZUOKA)が受賞した。

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2022年2月2日のニュース