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【RIZIN】平本蓮 進化見せるMMA2戦目へ「レベルは上がっている」 現KO王者の鈴木千裕と対戦

[ 2022年2月2日 19:50 ]

平本蓮
Photo By スポニチ

 格闘技イベントRIZINは、2日の記者会見で、3月6日に都内で開催する「RIZIN LAND MARK vol.2」の対戦カードを発表した。出場予定だった平本蓮(23=Roufu sport)の対戦相手は現KNOCK OUT―BLACKスーパーライト級王者の鈴木千裕(22=クロスポイント吉祥寺)に決まった。

 平本は20年の大みそかにMMAデビューしたが萩原京平(SMOKER GYM)に2RTKO負けを喫している。その後、昨年9月から米国で単身修行し、練習を続けていた。12月初旬に帰国したが新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が世界で急拡大している影響により米国で一緒にやっていたチームが来日できなくなったため、大みそかの「RIZIN.33」は欠場となったが、リングに上がってマイクパフォーマンスで今大会への出場を明言していた。

 RIZINの榊原信行CEOは「我々なりに考えて、平本蓮が1年ぶりの試合でどのレベルにいるかの見極める査定試合みたいなものでもいいんじゃないのかとか平本選手の思いとは別に色んなアングルからカード編成を進めてました。その中で先日のKNOCK OUTで鈴木千裕選手が良い勝ち方をしましたよね。そういうのも含めて瞬間、瞬間で勢いあるものキャスティングできればと思って、平本選手に鈴木千裕選手でオファーしました。それまでは違う選手の名前を多く聞いていたと思うんですけど、蓮からすると誰でもいいというか思いっきりいい試合をするという準備は出来ていると思うんで、鈴木選手でOKという返事をもらったので、ここは今が旬のタイミングというか勢いのある中で鈴木千裕と平本蓮の試合が見たいな、見せたいとなりました」とこの試合はマッチメークの理由を語った。

 平本は「Kー1から総合格闘技に転向した時にK―1での実績とか色んなものも含めてカッコつけてばっかの自分が居て、常に完璧を目指そうとしてるんですけど表面上の努力や表面上の言葉しか発せなかったりとか色々ありました。MMAデビュー戦で自己破壊が出来て本当につまらない固定概念を持った自分をぶっ壊せたというか気持ちよくなったというか去年1年かけてやってきて、前振りはツイッターでさんざんついたと思うので、あとは試合するだけなのでマジで最高の試合をします」と意気込んだ。「常に進化しようと心に刻んでやってきたので試合を楽しみにしててください」と進化した姿を見せると誓った。

 現在の練習環境については「今はGENでも練習してるんですけど、基本的な技術面はCAVEで石渡さんに見てもらっています。凄く相性のいいトレーニングできて、日本に帰ってきてもだいぶレベルが上がっている自信はありますね。セコンドもお願いしようと思います」と当日は先日引退した石渡伸太郎氏に技術面を教わっていることを明かした。

 対戦相手に決まった鈴木は「僕も総合格闘技からキックボクシングにいって、キックボクシングのチャンピオンになってMMAに挑戦して前々回、昇侍さんに負けて山本選手に勝って僕もMMAの厳しさを知って“格闘技って甘くないんだな”と思って…」と意気込みを話していると平本から「話長いからもうちょっと短くまとめよ」とダメ出しされて「最高の試合をしましょう」と締めた。

 先月22日にKNOCK OUTでタップロン・ハーデスワークアウト(ハーデスワークアウトジム)を相手に鮮やかな右フックで1RKO勝利を飾ったことが自身のパンチ力の自信に繋がったという。「ボクシンググローブなら何発か打たないといけないですけどオープンフィンガーなら1発で倒せる自信になりましたね」とパンチ力に自信をのぞかせた。

 対戦相手の打撃ついて聞かれると平本は「パワーはあるんだけど賢くないのかなというイメージですね。油断しないです」と答えると鈴木は「テクニックと凄く頭が良いと思うのでそこに気をつけて、僕は野生な感覚で戦うスタイルなのでそこはかみ合うかなと思います」と話した。

 今回の試合は現段階でリングかケージでやるのが決まっていないが両選手ともにケージを希望した。榊原CEOは「基本ケージでやりたいと思っているんですけど会場にそのケージが入るかどうかの検証が終わってないのでテクニカルな理由です。リングでやるかもしれないですけど基本的にケージでやる方向性で最終調整してます」とケージで最終調整していると語った。

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2022年2月2日のニュース