前田日明氏 骨折していた朝倉海に試合をさせた主催者へ苦言!「ドクターは折れているって知ってるじゃん」
格闘家の前田日明氏(62)が5日に自身の公式YouTubeチャンネルを更新。昨年大みそかに開催された「RIZIN.33」のバンタム級トーナメントで骨折していたのにも関わらず朝倉海(28=トライフォース赤坂)に試合をさせた主催者側に苦言を呈した。
昨年大みそかに開催されたバンタム級トーナメント準決勝・決勝という1日2試合という形で行われた。優勝候補だった朝倉は準決勝の瀧澤謙太(27=フリー)との試合で右の中手骨を骨折していたのにも関わらず決勝で試合をして敗れた。
前田氏は「骨折した選手になんで試合をさせるんですか。リザーブマッチもやって怪我などにも備えていたはず」と話し始め、「『選手が黙っていた』と言うかもしれないですけど海はアウトサイダー時代に折ってプレートが入っている中手骨が折れたんですね。どんなに我慢してても表情に出るはずなんですよ。そして海の話だと『痛み止めを何本も打った』って言っていた。ってことはドクターは折れているって知ってるじゃん。なんでそれでやらせるんですか」と苦言を呈した。
「浅はかにテレビの視聴率を気にして朝倉海が抜けるとテレビの視聴率が伸びないという計算して、決勝で海は最悪の場合、再起不能でした。なんでそういうことが出来るのか凄いおかしな話」とつづけた。
さらに「日本の格闘技界って未熟なので主催者側に未熟な人間が多すぎるんですよ。選手を守るや育てるという部分では未熟なんですよ」と批判した。
そして「海が出なかったらまた万全の状態で海と扇久保くんとできたかもしれないですし、それでまた扇久保くんが勝ったかもしれないですけどやってみてのお楽しみ。興行上の話題が増えますからね。いろんな意味でもったいなかったですね」と選手第一そして世界標準という目線で語った。
動画では朝倉の戦評や今後の戦い方についても話している。
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