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福永亮次「熱く感動させる試合を」 大みそかに井岡一翔に挑戦

[ 2021年12月24日 16:57 ]

大みそかのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチに向けて公開練習を行った挑戦者の福永亮次
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBOアジアパシフィック&日本スーパーフライ級王者でWBO世界同級6位の福永亮次(35=角海老宝石)が24日、東京都内の所属ジムでWBO世界同級王者・井岡一翔(32=志成)戦に向けての練習を公開した。

 大みそかに大田区総合体育館で行われる大一番まで残り1週間。21日にスパーリングを打ち上げ、今後はマスボクシングなどで本番に向けてイメージを高めていく。この日はシャドーや2種類のミット打ちを披露。減量もリミットまで残り3キロと順調で、「今は体重もコンディションもバッチリです」と仕上がりの良さをアピールした。

 当初、井岡が計画していたIBF王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との統一戦が中止となり、急きょ巡ってきた世界初挑戦。福永は「怖いし、緊張しますね。でも、ワクワクもありますし、全部の気持ちあります」と複雑な胸中を吐露。王者・井岡について「全部を気をつけないとダメ。すべてが一流の一流なので」とリスペクトしながらも「僕がプレッシャーかけていけたら」と戦いを思い描いた。

 初の世界戦に地元の高槻市では同級生や先輩たちがパブリックビューイングを計画しているという。「ちょっと恥ずかしい部分があって。まあ、みんな集まってくれるというのはうれしいですね」と笑顔。世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)に似た容姿と好戦的なスタイルから“リトル・パッキャオ”の異名を持つ35歳の挑戦者は「熱く感動させる試合をして、最後は僕が手を挙げているイメージをしています」と意気込みを語った。

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2021年12月24日のニュース