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岩田翔吉「チャンピオンになる」 コロナ陽性乗り越え、仕切り直しの初タイトル戦に闘志

[ 2021年11月5日 17:45 ]

<日本ライトフライ級王座決定戦>前日計量をクリアした岩田翔吉(帝拳ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング日本ライトフライ級王座決定戦10回戦(6日、後楽園ホール)の前日計量が5日、東京都内で行われ、同級1位の芝力人(26=真正)、同級2位の岩田翔吉(25=帝拳)はともにリミット48.9キロ)で一発パスした。

 当初は9月11日に行われる予定だったが、試合前日に受けた新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で岩田が陽性と判定されたため中止。岩田は「何の症状はなかったし、信じられなかった。すごくショックで落ち込んだ」と振り返る。だが、10日間の隔離期間中には新たな日程も決まり、「また作り直そうと前向きになれた」という。

 トレーニング再開後は長い距離の走り込みでスタミナ強化を図るとともに、芝の試合映像を再び見直し、元世界2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナーとともに攻撃のバリエーションを増やした。スパーリングは延期後だけで80ラウンド超。プロ7戦目でタイトル初挑戦の岩田は「日本タイトルに向けての準備を2回できたことはキャリアの中でプラスになった」という。

 減量も前回以上に順調で計量前日も当日も食事してリミットでクリア。「9月の時よりもコンディションは良い。リカバリーも良い感じでいくと思う」と自信を示した。

 東京・日出高校時代には元世界3階級制覇王者・田中恒成(畑中)や元WBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真(大橋)に勝利しているホープ。仕切り直しの一戦へ「普段通りの自分のボクシングをして、良い内容で勝つことを意識してトレーニングしてきた。見てくれる人が熱くなるような試合をして、倒して勝ってチャンピオンになります」と意気込みを語った。

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2021年11月5日のニュース