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亀田興毅会長の「3150ファイトクラブ」が12・16大阪で興行 元世界王者の宮崎亮が5年ぶり復帰

[ 2021年10月16日 15:35 ]

亀田興毅会長
Photo By スポニチ

 プロボクシングジム「3150(サイコー)ファイトクラブ」の亀田興毅会長(34)が16日、都内で会見し、12月16日にメルパルクホール大阪で興行「3150ファイト vol.1」開催と出場選手の一部を発表した。当初9月25日に予定したが、緊急事態宣言発令を受けて延期していた。

 元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(33)は6回戦に出場する。16年8月に2階級制覇を狙ってWBA世界ライトフライ級王者の田口良一(ワタナベ)に挑んで判定負けして以来、約5年3カ月ぶりのリング。対戦相手は未発表で「希望は世界ランカーだけど、今回は6回戦なので。できる限り国内のランカーとやりたい」と話した。

 宮崎は12年12月に世界初挑戦でWBA世界ミニマム級王座を獲得し2度防衛。17年8月に日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を提出した。同9月に大阪府東大阪市で免許停止中に乗用車を運転し、呼び止めた警察官の自転車にぶつけて逃走するなどしたため、翌年5月に道交法違反(無免許運転)と公務執行妨害で懲役1年、執行猶予3年の判決を受けた。執行猶予が明け、3150ファイトクラブ所属で再出発する。「試合を組んでいただき、興毅社長に感謝している。しっかり仕上げたい。5年ぶりだけど、ボクシングからは一回も離れていないから」と快勝を誓った。

 再起後には「ライトフライ級とフライ級の両方を視野に入れたい」と世界王座返り咲きを目指す。興毅会長は「まず復帰戦を見て、先のプランが変わってくる。最高のデキで、いい試合をすれば来年末ぐらいには世界タイトル挑戦に持っていける」と期待した。

 また、全日本選手権ライトヘビー級2連覇などアマチュア5冠を誇る但馬ミツロ(26)は緑ジムから移籍し、デビュー戦に臨む。20年2月にB級ライセンスを取得。しかし、国内には重量級選手が少ない上、コロナ禍などで初戦を迎えられずにいた。「プロ転向して数カ月後にパンデミックになった。マッチメークや練習に影響が出て、アメリカのトレーニングキャンプにも行けなかった。ケガしてトレーニングできない時期もあったけど、この2年は今までと違う生活でメンタルにはプラスに働いた。今は体をつくって試合に臨むだけ」。苦境も心を練る期間だったと前向きに捉えている。こちらも対戦相手は未発表ながら「決められた相手と戦うだけ」と話した。

 この日の会見はABEMAで生中継された。12月16日の「3150ファイト vol.1」も同様にABEMAで生中継される。

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2021年10月16日のニュース