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井岡一翔が公開練習 国内初の無観客世界戦も「やるべきことは変わらない」

[ 2021年8月27日 14:53 ]

井岡一翔
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32=志成)が27日、フランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(28=メキシコ)との3度目の防衛戦(9月1日、大田区総合体育館)に向けての練習をオンラインで公開した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国内は史上初の無観客開催の世界戦となる。井岡は「観客を入れて興行として盛り上げたかった。少し残念な気持ちはあるけど、この状況でも試合ができることをありがたく思う。自分が試合に向けてやるべきことは変わらないので、どんな状況であっても自分のパフォーマンスに集中したい」と表情を引き締めた。

 現時点でのコンディションは良く、減量も残り3キロと順調。前日にはWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(29=BMB)の新型コロナ感染が判明し、世界戦の延期が発表された。井岡は「今は誰がかかってもおかしくない状況。試合ができることは奇跡に近い」とし、「怖さはあるけど、(感染する可能性の)パーセンテージを減らすことを心がけるしかない」と話した。

 昨年12月、中恒成(畑中)に8回TKO勝ちして2度目の防衛に成功したが、日本ボクシングコミッション(JBC)のドーピング検査に不手際があり、違反の疑いをかけられ、名誉を傷つけられた。JBCは今回の世界戦では簡易検査ではなく、専門機関に検査を依頼することを決めている。井岡は「特別な説明は受けてないが、僕の思いは伝わっているはず。僕はいつもと変わらず正々堂々闘うだけ。JBCはJBCとして、やるべきことをやってほしい」と要望した。

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2021年8月27日のニュース