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WBO世界フライ級王者・中谷潤人が渡米 米国で初防衛戦「必ずKOで」

[ 2021年8月20日 18:11 ]

米ロサンゼルスに向けて出発したWBO世界フライ級王者・中谷潤人(WOWOW提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングのWBO世界フライ級王者・中谷潤人(23=M.T)が20日、米ロサンゼルスに向けて出発した。中谷は9月10日に米アリゾナ州ツーソンで同級2位アンヘル・アコスタ(30=プエルトリコ)と初防衛戦を行う。

 当初は5月に国内で防衛戦を行う計画だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。舞台を米国に移して開催されることになった。出発前の羽田空港で試合を生中継するWOWOWの代表取材に応じた中谷は「必ずKOで初防衛します」と力強く宣言。海外にアピールする絶好の機会だけに「しっかり勝つのは大前提ですけど、その中でやっぱりKOは意識はしているので、ノックアウトするシーンをお見せできればなと思っています」と闘志を燃やした。

 中学卒業後に単身渡米し、ルディ・エルナンデス氏の元で武者修行。今回は早ければ7月下旬にも渡米してロサンゼルスでスパーリングなど実戦練習を行う計画を立てていた。ビザ取得などの関係で出発が遅れ、計画の修正を余儀なくされたものの、同門の選手らと12ラウンドのスパーを計3回行うなど国内での調整を進め、コンディションは万全。現地では試合1週間前まで実戦を中心に練習し、最後の1週間で疲れを抜きながら減量して仕上げる予定だ。

 挑戦者のアコスタは22勝(21KO)2敗の強打者。「戦績をみてわかる通りパンチのある選手なので、特に早いラウンドはしっかり集中して(パンチを)もらわないといったところを意識したい」と警戒しつつ、「遠い距離というのは僕の得意な距離。アコスタもしっかり詰めてくるとは思うので、そこでしっかり止めて僕の得意な形に持っていけたら」と勝利への青写真を描いた。

 試合は日本時間9月11日午前10時からWOWOWプライムで生中継される。

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2021年8月20日のニュース