湯場海樹、ユース2階級制覇へ全集中「人生懸けて絶対に勝つ」
プロボクシング日本ユース・スーパーライト級タイトルマッチ8回戦(17日、八王子市富士森体育館)の前日計量が16日に行われ、挑戦者で日本ユース・ライト級王者の湯場海樹(22=ワタナベ)は100グラムアンダーの63.3キロでクリアした。
1階級上げ、日本スーパーライト級ユース王者・佐々木尽(19=八王子中屋)に挑戦。ユース王座の2階級制覇を目指す湯場は計量後、隔離先のホテルでオンライン取材に応じ、「この試合に勝つか負けるかで今後が大きく変わってくる。相手も人生懸けてくると思うので。自分も人生を懸けて絶対に勝ってやろうと思っています」と意気込みを語った。
当初は5月23日に墨田区総合体育館で開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大で延期。同じ興行で設定されていたワタナベジムの仲間たちは既に試合を終え、日本ミニマム級王者・谷口将隆が初防衛に成功、千本瑞規が東洋太平洋女子ミニマム王座、谷山佳菜子が日本女子バンタム級王座を獲得、WBOアジアパシフィック・ミニマム級王者の重岡銀次朗も2回TKOで2度目の防衛に成功した。「みんな勝っていて、めちゃ良い流れだと思う。気持ち的にオレも続いてやろうと思うし、流れに乗っていけると思っている」と“追い風”を感じている。
勝てば、日本スーパーライト級1位の平岡アンディ(24=大橋)と日本王座決定戦で対戦することが決まっている。湯場は「延期されたことでチャンスが回ってきた。自分にしろ、佐々木選手にしろ運がある。運がに回ってきていると思う」と歓迎しつつ、「勝たないと始まらないので、今は佐々木選手に全集中しています」ときっぱり。10勝9KOの強打を誇る佐々木に対し、「しっかり自分のボクシングをやること。相手のボクシングをさせないことが対策になる。いろいろなパターンは想定しているけど、引き出しの多さで上回ってやろうと思っています」と自信を示した。
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