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魔裟斗、You Tubeで「自分史上最高のKO」明かす 決め打ちで練習した左フックで日本人初快挙

[ 2021年7月5日 19:24 ]

K-1 WORLD MAX 2003世界一決定トーナメント決勝戦で左フックでKO勝利を飾った魔裟斗
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 元K-1世界王者でタレントの魔裟斗(42)が、4日に元K-1選手の武蔵(48)とのYouTubeチャンネル「魔裟斗&武蔵チャンネル ムサマサ!」を更新。「自分史上最高のKOを語る!」としてK-1 WORLD MAX 2003世界一決定トーナメント決勝戦のアルバート・クラウスとの試合を語った。

 魔裟斗はK-1 WORLD MAX 2002世界一決定トーナメント準決勝でアルバート・クラウスと初対戦。試合は1Rに左のジャブの突き合いでクラウスのパンチがカウンター気味に入って、魔裟斗はダウンを奪われて判定負けを喫した。その試合でクラウスの拳の硬さに驚いたという。「ビックリするぐらい拳が硬くて、一発一発当たる時に痛いんですよ。そんなパンチをもらったのが初めてだった」と回顧した。その敗戦後、ボクシングテクニックがクラウスよりも劣っていたためワタナベボクシングジムの飯田裕トレーナーにジムに来てもらい、ボクシングテクニックを練習した。そして同年の10月にワンマッチでクラウスと再戦したものの、判定の末に引き分けに終わった。

 クラウスと3度目の対戦となったK-1 WORLD MAX 2003世界一決定トーナメント決勝戦。試合前に飯田トレーナーから「ボクシングテクニックではまだクラウスの方が上。勝つなら決め打ちしかない」と言われ、相手の右フックを左でガードしてそのまま左フックを打つという練習をしたという。試合ではその作戦が完全に当たった。2R2分10秒すぎに作戦通りクラウスの右フックをガードしてそのまま左フックを打ってKO勝利し、日本人初のK-1世界王者に輝いた。このKOが魔裟斗にとって自身最高のKOで嬉しかったと振り返った。

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