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亀田和毅の再起戦は5月5日エディオンアリーナ大阪 相手は三宅寛典、日本人と12年ぶり対決

[ 2021年3月29日 16:07 ]

真正ジムの山下正人会長(左)と共催で初興行に臨む3150ファイトクラブの亀田興毅会長
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 プロボクシングジム、3150ファイトクラブの亀田興毅会長(34)が29日、大阪市内で会見し、真正ジムと合同で実施する初興行の概要を発表した。5月5日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で7試合を予定し、400~500人の観客を入れる見通し。メインイベントは元世界2階級王者で、亀田3兄弟の三男・和毅(29)が務め、56・5キロ契約8回戦で9勝(1KO)10敗2分けの三宅寛典(32=ビッグアーム)と対戦する。興毅会長は「相手はタフな選手と聞いている。前回はKO負けだが、ほとんど倒されたことがないらしい。そういう相手を和毅がしっかり倒せるかも楽しみ」と話した。

 山下会長はマッチメークにかなり苦労したことを何度も強調し「三宅選手は唯一“大物食いで有名になりたい”と名乗り出てくれた」と感謝しきり。興毅会長も自ら関係各所に打診したものの実らず。「ホンマに(対戦相手が)いなくてビックリしました。サウスポー以外の日本ランカーに声をかけましたけど。マッチメークは難しい。(プロモーターとして)初黒星を喫しました」と頭をかいた。

 和毅は19年7月にWBC世界スーパーバンタム級(リミット55・3キロ)王座統一戦で正規王者レイ・バルガス(メキシコ)に12回判定0―3で敗れて以来、試合から遠ざかっている。昨年4月に米ラスベガスで出場予定だった試合(コロナ禍で中止)など直近はフェザー級(リミット57・1キロ)で活動し、現在WBA世界同級12位にランクされる。大阪で試合出場すれば、13年12月にWBO世界バンタム級王座初防衛戦でイマヌエル・ナイジャラ(ナミビア)を判定で下して以来、約7年半ぶり。日本人との対戦は09年5月のプロ7戦目、雲林龍広(勝又)戦以来12年ぶりとなる。

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2021年3月29日のニュース