椿原　延長判定勝ちで第4代王者!!K―1フェザー級タイトルマッチ

スポニチ後援　K―1　WORLD　GP　2021　JAPAN～K’FESTA.4　Day.1～   ○椿原　延長判定2―1　江川● （ 2021年3月21日    東京ガーデンシアター ）

フェザー級タイトルマッチで勝利し第4代王者となった椿原（撮影・河野　光希）
Photo By スポニチ

　メインのフェザー級タイトルマッチで挑戦者の椿原龍矢（21＝月心会チーム侍）が第4代王者となった。王者・江川優生（23＝POWER　OF　DREAM）との激闘は延長にもつれ込んだが、際どい勝負を2―1の判定で制した。

　「おっしゃあ、やったったー」。それが大阪出身の21歳の心の叫びだった。念願のベルトを腰に巻くと、明るい男の笑顔はさらに輝きを増した。

　昨年9月のノンタイトル戦は、左足人さし指骨折を押して出場した江川に対し「ヒット＆アウェー」を徹底して判定勝ち。今回は万全の状態で果敢に攻めてきた王者を「本気で倒しにいった」。互いにダウンを奪えずに延長にもつれ込んだが、ひるまずにパンチ、キックを合わせて王者を返り討ちにした。

　「最強の江川選手に勝てて良かった。オーラ、風格、パワー、圧力とも凄かった。それを経験できてめちゃくちゃ強くなった」。伸びしろしかない21歳は、強豪ひしめく階級の新たな顔になった。