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ラスベガスで2連続KOの平岡アンディが1年8カ月ぶり国内リング 初メイン「楽しみたい」

[ 2021年3月3日 19:40 ]

シャドーボクシングを行う平岡アンディ。1年8カ月ぶりの国内リングに向けて調整は順調
Photo By スポニチ

 プロボクシングの第76回フェニックス・バトルは11日、東京・後楽園ホールで行われる。WBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(27)を擁する大橋ジムの主催興行で、今回はIBF世界スーパーライト級12位・平岡アンディ(24=大橋)が初めてメインイベンターを務める。

 プロ16戦16勝(11KO)の平岡は、井上尚も契約を結ぶ米興行大手トップランク社と契約し、19年11月の米デビュー戦でにロヘリオ・カサレス(米国)を2回KO、昨年10月にはリッキー・エドワーズ(米国)に4回TKOと、ラスベガス2連勝中。今回は1年8カ月ぶりの国内での試合となる。

 日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィックでも上位ランキング入りしており、地域タイトル戦を希望していたが、対戦相手として名乗りを挙げる選手がなく、今回はノンタイトルの65.2キロ契約8回戦。それでも「初めてのトリなので、それがモチベーションになっている。お客さんにも楽しんでもらいたいし、自分も楽しみたい」とやる気満々だ。

 対戦相手は日本スーパーライト級15位の木村文祐(33=JM加古川)。18年2月にも対戦し、3―0で判定勝ちしている。前回は対策を全くしないまま完勝だったが、「見た目以上にやりにくさはあった」と振り返り、「今回は自分の成長を示すためにも倒して勝ちたい。そのための準備もしてきた」とKO勝利を約束した。同門で日本ウェルター級4位の安達陸虎(22)、日本スーパーライト級ユース王者の佐々木尽(19=八王子中屋)らとスパーリングを行うなど対策も万全。世界に強さをアピールするために結果はもちろん内容にもこだわっていく。

 興行のセミファイナルでは、元K―1王者・武居由樹(24=大橋)がボクシングデビューする。平岡は「武居君に負けない存在感を示したいです」と笑顔で武居にライバル心をのぞかせ、「K―1のファンにもボクシングの面白さを知ってもらえたら」と話した。

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2021年3月3日のニュース