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久保春平が喜界島初の全日本新人王 「島が盛り上がってくれたら」

[ 2021年2月21日 16:15 ]

<第67回全日本新人王決勝戦>スーパーフライ級、試合に勝利した久保春平(撮影・河野 光希)
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 プロボクシングの第67回全日本新人王決定戦は21日、東京・後楽園ホールで行われ、スーパーフライ級は東軍代表の久保春平(23=宮田)が西軍代表の杉本太一(22=勝輝)に4回2分29秒TKO勝ちした。

 序盤から主導権を握った久保は3回に猛ラッシュ。仕留め切ることは出来なかったが、4回再び連打を浴びせ、レフェリーが試合をストップ。直後に杉本は崩れ落ちるように倒れた。

 勝利インタビューで久保は「まずはコロナがこのような状況の中で無観客とはいえ試合をさせてもらったことを感謝したい」と話し、「勝ってうれしいけど、自分にとってはまだ通過点。また強い人たちとやれるというワクワク感が大きい」と先を見据えた。

 鹿児島・喜界島出身で、実家に仕送りするために上京した孝行息子。故郷では小学校の体育館で大勢の人が応援していたという。同島出身者の全日本新人王獲得は初めて。久保は「島が盛り上がってくれたら。自分は叩き上げでセンスもないし、上手いボクサーじゃないけど、伸びしろしかない。これからを楽しみにして下さい」と飛躍を誓っていた。

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2021年2月21日のニュース