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高山勝成のプロ復帰戦が中止…対戦相手の小西伶弥がコロナ陽性

[ 2020年11月23日 11:41 ]

高山勝成
Photo By スポニチ

 日本ボクシングコミッション(JBC)は23日、兵庫・三田市総合文化センターで行われる予定だったプロボクシング元世界4団体ミニマム級王者・高山勝成(37=寝屋川石田)とWBC世界ライトフライ級11位・小西伶弥(27=SUN-RISE)のライトフライ級6回戦が、前日に受けた新型コロナウイルス感染症のPCR検査で小西が陽性と判定されたため、中止になったと発表した。興行は開催する。

 小西はガイドラインに従って前日から隔離措置中で、現在保健所の指示待ちという。高山にとっては4年3カ月ぶりの復帰戦だった。JBCの安河内剛事務局長は「小西選手は、1週間前にも一度PCR検査を受けており(陰性)、選手個人もジム側も相当程度感染予防対策を講じていたことを確認している。すでに何が起きてもおかしくない状況にあると考えざるを得ない。検査体制のみならず、興行そのもののあり方も含め26日のコロナ対策小委員会で協議する予定である」とコメントを出した。

 高山は16年8月のWBO世界ミニマム級王座決定戦での勝利を最後に、東京五輪を目指してアマ転向した。19年8月末に全日本選手権の東海ブロック予選で敗れて五輪出場の可能性が消滅し、現役引退を表明。今年3月に撤回し、当初は5月に復帰戦を予定したが、コロナ禍で中止になっていた。なお、高山の定年延長については、不可抗力のため、引き続き認められるという。高山は代理人弁護士を通じて、練習を積み重ねてきた中で、当日の試合中止は残念ですが、致し方ないと思っております。小西選手や新型コロナウィルスに感染された方々の回復をお祈りしております。次の試合に向けて気持ちを切り替えていきます」とコメントした。

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2020年11月23日のニュース