亀田興毅氏 ボクシングの未来へ新たな取り組み、配信の“投げ銭”システムで収益化図る
プロボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏が7日、自身のライブ配信プラットフォーム、17LIVE(イチナナ)でボクシングの未来のために新たな取り組みを始めることを明かした。イチナナでボクシング配信によって、一般層からもファンを取り込んでいくのが狙いだ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、プロボクシングの興行数は激減し、観客数も制限が設けられている。「せっかく練習しても試合にお客さんを呼べなくてはボクシングで飯は食っていけない」と亀田氏は言う。多くのプロボクサーがチケットを自ら販売してファイトマネーを稼ぐ現状では、プロとして生活してくには厳しい状況だ。
その環境下で、イチナナの「ギフティング」という“投げ銭”システムを使って、ボクサーが収入を得られるシステムがあるという。ボクサー自身がイチナナを配信する“ライバーボクサー”になり、ギフティングにより収入を得る仕組み。多くのファンを獲得すれば、興行が通常開催されたときチケットの販売促進につながると考えている。
亀田氏は「思うように活動できていないボクサーの現在の環境を改善するだけでなく、ボクサーを目指したいという子どもや若者にとっても、より魅力的なボクシング界にしたい」と気持ちを込めた。思いを実現するため、ボクシング界に新たな一石を投じるつもりだ。
2020年11月8日のニュース
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