比嘉大吾、プロ18戦目で初の判定決着 堤聖也とドロー「攻めの姿勢足りなかった」

[ 2020年10月26日 22:38 ]

<バンタム級10回戦>堤(左)の顔面にジャブをヒットさせる比嘉
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 プロボクシング元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(25=Ambition)が26日、東京・後楽園ホールで日本バンタム級13位の堤聖也(24=角海老宝石)とのバンタム級10回戦に臨んだ。世界王座再奪取への再スタートと位置付けた試合はプロ18戦目で初の判定決着となり、1―0で引き分け。ジム移籍初戦を白星で飾ることはできなかった。

 高校時代に2戦して2敗している堤を相手に序盤は手こずったが、徐々に距離を詰めて持ち味の強打をヒットさせた。堤が右目上など3カ所、比嘉も左目上を負傷する流血戦。終盤は堤が「意地の張り合いになる」と予言していた通り、壮絶な打ち合いとなり、ジャッジの採点は96―94が1人、95―95が2人と分かれた。

 「判定までいって勝っていたと思うけど…セコンドから『行け!』と言われて見てしまったのがダメでした。やりにくさはなかったけど、今までより見てる時間が長かった。攻めの姿勢が足りなかった。今のままじゃ世界に行けない」

 18年4月のV3戦で体重超過を犯して王座をはく奪され、ライセンス無期限停止処分を受けた。解除後の今年2月に再起し、6回TKO勝ちしたものの、試合内容に不満を残した比嘉は進退に言及。プロデビューから所属していた白井・具志堅ジムを離れた。横浜に引っ越し、全幅の信頼を寄せている野木丈司トレーナーとのタッグを復活させ、Ambitionジムに移籍。「ボクシングに集中できる環境」で再び練習に打ち込んできた。

 だが、移籍初戦で結果を出せず、野木トレーナーは「比嘉は倒せなかった時点で負け」とバッサリ。だた「落胆はしていない」と付け加え、「あと1、2戦で必ずみんながスカッとするボクサーになると思います」と断言した。比嘉自身も「今までで一番収穫の多かった試合。ドローという結果は悔しいです。期待されているのはKOなので、そこに特化したボクシングができるように練習していきたい」と前を向いた。

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