河村真吾“3度目の正直”でタイトル獲得へ「勝ちに徹したい」
プロボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦(8日、後楽園ホール)の前日計量が7日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者・勅使河原弘晶(30=三迫)、挑戦者で同級15位の河村真吾(30=ミツキ)ともにリミットの55.3キロでパスした。
計量後にオンラインで取材に応じた河村は「勝ちに徹したい。面白くなくても勝つボクシングをします」と意気込みを語った。
河村にとって今回が3度目のタイトル挑戦。当初は4月にWBOアジアパシフィック・フェザー級王者・森武蔵(20=薬師寺)と対戦予定だったが、コロナ禍で中止。ターゲットを勅使河原に切り替えた。フェザー級よりも1.8キロ軽いスーパーバンタムでの試合となるが、減量に関して「今回は何一つ苦労しなかった」と話し、「強い相手とやれるのでワクワクしている」と笑った。
勅使河原とは1年半ほど前に2度スパーリングを行った経験があるが、「比べものにならないくらい強いと思う」と警戒。ただ、対策らしい対策はしておらず「我慢強く自分のボクシングを続けていくだけ」と展開を描く。直近5戦で2敗3分けと白星がないことには「練習から気持ちを上げられず、自信のなさが試合に出てしまった」と反省。「それを今回に生かしたい」と静かに闘志を燃やしていた。
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