勅使河原弘晶 V4戦へ自信「何もさせず、倒して世界レベルを感じてもらいたい」
Photo By 提供写真
プロボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦（8日、後楽園ホール）の前日計量が7日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者・勅使河原弘晶（30＝三迫）、挑戦者で同級15位の河村真吾（30＝ミツキ）ともにリミットの55.3キロでパスした。
勅使河原にとっては4度目の防衛戦であり、輪島功一スポーツジムから三迫ジムに移籍しての初戦。オンラインで取材に応じた勅使河原は「今回の試合に対しては感謝しかない。試合ができること、輪島ジム、三迫ジムへの感謝。いろんな人たちの支援があって、このリングに上がることができることに感謝している」と強調した。
コロナ禍で思うような練習ができなかったため、三迫ジムに出稽古に行き、その雰囲気や環境に触れ、加藤健太トレーナーに出会ったことで移籍を決意。「加藤さんは世界チャンピオンにさせる目で僕を見てくれた。この人と一緒になら世界チャンピオンになれると確信した」という。
感覚的なボクシングを身上とする勅使河原だが、加藤トレーナーから理論的な戦術などを教わり、進化を実感。約10カ月ぶりとなる試合にも「この期間、いい取り組みが出来たので不安は一切ない。今、本当に強いので楽しみ」と断言。「あしたのリングで『勅使河原はもう世界レベルだな』と思ってもらうこともテーマなので、（河村に）何もさせず、倒して世界レベルを感じてもらいたい」と豪語した。
同じく加藤トレーナーが指導するWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗（28＝BMB）にも刺激を受けた。「世界王者はこうじゃなきゃいけないと感じさせられた。改めて凄いなと。明日の試合のために準備してきたけど、絶対に勝ち、また練習して世界に向けて磨きをかけたい」と視線は先に向けられていた。
