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尾川堅一、計量クリア!日本人世界ランカー対決に自信「さすが尾川と思わせる」

[ 2020年10月1日 16:14 ]

<スーパーフェザー級10回戦>前日計量をクリアし、引き締まったボディーを披露する尾川堅一(写真提供:帝拳)
Photo By 提供写真

 プロボクシング「第594回ダイナミックグローブ」(2日、後楽園ホール)の前日計量が1日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、メインのスーパーフェザー級10回戦に出場するIBF世界同級3位・尾川堅一(32=帝拳)はリミット(58.9キロ)を100グラム下回る58.8キロ、対戦相手でIBF7位の西谷和宏(33=VADY)は300グラムアンダーの58.6キロでともに1回目でクリアした。

 約10カ月ぶりの試合を迎える尾川はオンラインで取材に応じ、「久しぶりの試合なので楽しみ。コンディションも順調だし、今までやってきたことが良かったのかどうかも全部分かるので楽しみな気持ちが大きいですね」と心境を語った。

 コロナ禍で何度も延期が繰り返され、「気持ちが切れたり、落ち込んだりしたことはあった」が、「今となってはそれも必然だったと思える」と割り切っている。支えは尾川が何よりも大切にしている家族の存在だった。「これが一人でため込んでいたら、しんどかったと思います。でも、子供の言葉だったり、妻から感じる部分だったり、そうしているうちに次に切り替えて時間が経過していた」と振り返った。

 昨年12月のWBOアジアパシフィック王者ジョー・ノイナイ(フィリピン)との試合は5回負傷判定で引き分けと不完全燃焼に終わった。その試合を含め直近の3戦は尾川自身にとって不本意な内容。「相手に合わせ自分のリズム、テンポが遅くなっていた」と反省し、躍動感を取り戻すことををテーマに練習を重ねてきた。

 日本人世界ランカー同士の一戦はコロナ禍だからこそ実現した側面もある。尾川は「もう一度世界へという声を聞きたいし、アピールできるチャンス。さすが尾川と思わせることが大事。戦略としては殴るだけ。相手も覚悟を決めてくるでしょうから。あとは勝つか負けるか。そこは明日…楽しみです」と自信を示した。

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2020年10月1日のニュース