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京口紘人 11・3大阪でV3戦 コロナ後初の世界戦、挑戦者に代替選手用意するなど異例の態勢

[ 2020年9月8日 15:10 ]

3度目防衛戦に臨む京口紘人(左から3人目)と吉村洋文大阪府知事からの激励メッセージ色紙を手にした渡辺均会長(同2人目)、挑戦者タノンサックはパソコンでリモート出席
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 プロボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(26=ワタナベ)が8日、大阪市内で会見し、11月3日に大阪市住之江区のインテックス大阪で同級11位タノンサック・シムシー(20=タイ)を迎え、3度目の防衛戦に臨むと発表した。コロナ禍の中で国内ボクシング興行再開後初めての世界戦となる見通し。京口は「コロナで世の中が大変な状況でも試合ができるのは大変うれしい。僕はプレーヤーなので、ベストパフォーマンスを発揮できるよう仕上げて当日のリングに上がりたい」と関係各方面に感謝しつつ、快勝を誓った。

 世界初挑戦となるタノンサックはウェブ会議システムでリモート出席し「世界挑戦できることに感謝したい。いっぱい練習します。いい試合をやりましょう」と意気込みを明かした。

 8月21日に予定された、WBO世界フライ級王座決定戦(東京・後楽園ホール)の同級1位ジーメル・マグラモ(フィリピン)―同級3位中谷潤人(22=M.T)は7月下旬になってもマグラモの来日のメドが立たず延期されている。

 京口のV3戦はタイから挑戦者を招へいする。ワタナベジムはリスクを軽減するために既に代替選手を用意。さらにレフェリーやジャッジなどオフィシャル全てを日本国内でまかなうことを挑戦者側が了承するなど異例の態勢で臨む。

 大阪府和泉市出身の京口にとって、昨年10月に判定3―0で同級1位の指名挑戦者、久田哲也(ハラダ)を下したV2戦に続いて2度目の凱旋防衛戦となる。「地元に貢献したい思いはある。大阪代表、日本代表として戦う」とも語った。

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2020年9月8日のニュース