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世界4階級制覇を目指す田中恒成、オンラインで各団体王者の印象明かす 井岡は「基本しっかりした完成形」

[ 2020年5月30日 22:07 ]

オンラインのトークショーに出演した田中恒成(右)と木村悠氏
Photo By 提供写真

 プロボクシングで世界4階級制覇を目指すWBO世界スーパーフライ級1位の田中恒成(24=畑中)が30日、元WBC世界ライトフライ級王者で、執筆や講演など幅広く活動している木村悠氏(36)が立ち上げた「オンラインジム」のトークショーに出演し、現級で最初の標的とするWBO王者・井岡一翔(31=DANGAN AOKI)について「基本がしっかりした完成形というか、洗練されたムダのない動きのイメージ」などと印象を語った。

 今年1月末にWBOフライ級スーパー王座を返上した田中は同スーパーフライ級1位にランクされ、WBOは2月に井岡と田中の両者に対戦を指令。これに従い、田中が所属する畑中ジムの畑中清詞会長(53)は「まだ何も決まっていない」と日程すら未定としながらも、井岡側と交渉を始めている。

 トークショーでは、水を向けられるままに田中はスーパーフライ級の他の王者についても言及。WBAスーパー王者のローマン・ゴンサレス(32=ニカラグア)には「コンビネーションが凄い。まとめて高速とかではなく、ほどよいスピードで(9~10連打まで)長い。一つ一つに対処するのが難しそう」、WBC王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(30=メキシコ)に「どんな相手にも対応できるオールマイティー。(自分と)一番かみ合いそう」、豪州での試合をリングサイドで見たことがあるというIBF王者のジェルウィン・アンカハス(28=フィリピン)には「踏み込みが速いしストレートがよく伸びる」などと語った。強豪ぞろいの激戦区階級だけに「いかにもチャレンジする感覚がある。この階級は(在籍する期間が)長くなる」と現級に腰を据えて主要4団体制覇を目指す姿勢を改めて表明した。

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