プロボクシング協会 新型コロナウイルス対策支援で各ジムに一律10万円支給
ジム会長らで組織する日本プロボクシング協会(JPBA)は2日、東京都内で2020年度の第1回理事会を開催し、決算及び予算案を承認、新型コロナウイルス感染拡大により、興行の中止や延期が相次ぐプロモーターやジムに対する支援策などを協議した。
支援策の第1弾として全国の加盟ジムに対し、コロナ対策補助金として一律10万円を支給、プロモーターに対しては会場のキャンセル料を1興行につき15万円を上限に補てんすることを決定した。現在、加盟ジムは282で計2820万円、会場のキャンセル料に関しては先が不透明なため、金額は不確定だが、総額で3000万円超の支出となる。JPBAが各ジムに補助金を支給するのは史上初という。
新型コロナウイルス感染拡大が続く中、JPBAは日本ボクシングコミッション(JBC)と連絡協議会を立ち上げ、興行自粛期間を5月15日まで延長することを決め、各プロモーターに要請している。JPBAの新田渉世事務局長(川崎新田ジム会長は「今後の状況によっては第2、第3弾の支援策も検討していく」とし、困窮する選手たちへの対応については「助成などの情報を共有していこうということになった」と話した。
また、JPBA内に暴力団排除協議会設立準備委員会を立ち上げることなども決まった。なお、この日の理事会は25人中11人が電話会議システムを利用しての参加だった。
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