×

五輪切符獲得の入江聖奈 判定快勝で決勝進出

[ 2020年3月10日 18:25 ]

ボクシング 東京五輪アジア・オセアニア予選第8日 ( 2020年3月10日    ヨルダン・アンマン )

女子フェザー級準決勝 3回、韓国選手(左)を攻める入江聖奈。判定勝利で決勝進出を決めた
Photo By 共同

 女子フェザー級準決勝が行われ、既に東京五輪出場を決めている19歳の入江聖奈(日体大)はイム・アエジ(韓国)に5―0で判定勝ちし、11日の決勝へ進んだ。

 サウスポーのイムに対し入江は1ラウンド、プレスをかけて右でガンガン攻めた。相手の左を避けながら左右のフックを打ち返し、終盤にもきれいなワンツーを決めて5―0。2ラウンドは踏み込んでくる入江を迎え撃ったイムのパンチが先に当たったが、入江も左フックや右ショートを返して3―2。最終3ラウンドも入江の動きは落ちず、相手の手が止まるとすかさず連打を繰り出すなど攻撃の手を緩めなかった。ジャッジ5人のうち3人がフルマークの快勝で、銀メダル以上を確定させた。

 入江は準々決勝で昨年の世界選手権で敗れた金メダリストのネスティー・ペテシオ(フィリピン)に4―1の判定で勝利。今予選では4枠ある女子フェザー級の東京五輪出場枠を獲得し、12年ロンドン大会から五輪種目となった女子ボクシングで日本勢の出場第1号選手となった。

続きを表示

2020年3月10日のニュース