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女子フライ級・並木、世界選手権金メダリスト“撃破”し決勝進出

[ 2020年3月11日 00:34 ]

ボクシング 東京五輪アジア・オセアニア予選第8日 ( 2020年3月10日    ヨルダン・アンマン )

 女子フライ級準決勝が行われ、既に東京五輪出場を決めている21歳の並木月海=なみき・つきみ=(自衛隊)は、昨年の世界選手権バンタム級金メダリストの黄(台湾)の棄権により11日の決勝進出を決めた。

 実況アナウンサーに「コーナーポストの方が高い」と紹介された1メートル53の並木は頭1つ大きい相手の長いリーチをかいくぐり、武器である左のフック、左ボディー、右フックなどを打ち込んだ。スピードで翻弄(ほんろう)し、優勢で進んだ1ラウンド残り10秒、相手コーナーから突然、黒いタオルが投げ込まれてレフェリーが試合をストップ。黄はコーナーに戻ると、セコンドがヘッドギアとグローブを外して棄権の意思を示した。

 並木は9日に行われた準々決勝で、プロのWBOアジア・パシフィック女子スーパーフライ級王座を獲得したこともあるジュタマス・ジトポン(タイ)を5―0の判定で破り、ベスト4へ進出。今予選の女子フライ級の東京五輪出場枠は6で、自力で出場枠を獲得したことにより東京五輪代表に内定していた。

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2020年3月10日のニュース