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男子ウエルター級の岡澤は判定負け…五輪枠目指し5位決定Tへ

[ 2020年3月8日 19:35 ]

ボクシング 東京五輪アジア・オセアニア予選第6日 ( 2020年3月8日    ヨルダン・アンマン )

 男子ウエルター級準々決勝で、24歳の岡澤セオン(鹿児島県協会)は16年リオデジャネイロ五輪ミドル級ベスト8のクリシャン・ビカス(インド)に0―5で判定負け。東京五輪代表枠獲得となるベスト4進出を逃した。ウエルター級では今予選の上位5人に五輪出場枠が与えられるため、岡澤は準々決勝の敗者4人による「ボックスオフ」(5位決定トーナメント)で出場枠獲得を目指す。

 得意のアウトボクシングがポイントにつながらなかった。サウスポーの岡澤は足を使って距離を取り、右ジャブを多く突いてペース掌握を狙った。だが、ビカスは大振りのフックやワンツー、ボディーで対抗。手数は岡澤が勝ったが、1ラウンドは3―2でビカスが取った。岡澤は2ラウンドもアウトボクシングからカウンターを狙ったものの、終盤に右フックを当てるなど優勢を印象づけたビカスが5―0でこのラウンドも支配。後がなくなった岡澤は3ラウンド、自ら打ち合いに出て相手をロープに詰めたが、攻めきれなかった。終了ゴング後、コーナーに戻ってうなだれた岡澤だったが、勝者がコールされる際には拍手でビカスを称えた。

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2020年3月8日のニュース