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井上尚弥「不安材料は何一つない」 ドネアは背後でVサイン「闘志むき出しはリングだけ」

[ 2019年11月4日 14:45 ]

<WBSSバンタム級決勝戦・予備検診>ドネアが背後でピースするなか、予備検診を受ける井上尚弥(撮影・会津 智海)
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 ダブル世界戦(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)の予備検診が4日、都内のホテルで行われた。ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント決勝でWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)と激突するWBA&IBF世界同級王者・井上尚弥(26=大橋)は身長で5.7センチ、リーチで3センチ、ドネアを下回ったものの、胸囲では2.5センチ上回った。

 井上は「何度も対面しているし、印象は変わらない。ただ、お互いに(減量が進んで)ちょっと小さくなったな」と笑ってみせ、数値で下回ったことについては「そこをどう考えて戦うか?そこだけ」と意に介さず。「やることはやったので不安材料は何一つない。試合で自分のやりたいことをすべてぶつけるだけ」と言い切った。

 対するドネアは検診に臨む井上の背後でVサインをするなどリラックスムード。「闘志をむき出しにするのはリングの上だけ。これが素の自分の状態」と穏やかな表情で話した。井上については「彼の印象は変わらないし、彼への敬意も変わらない。とても整った状態で今日を迎えてくれたことは私自身も望んでいたのでうれしい」と話し、体格差についても前日のWBO世界ライトヘビー級タイトルマッチを引き合いに「昨日、カネロの試合を見たが、あの試合が身長や体重の差が関係ないことをよく表していた」と結果に影響しないことを強調した。

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