松永宏信 越川孝紀に4回2分8秒TKO勝ちし初防衛も「打ち合うつもりはなかったのに…」
プロボクシングの日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦は2日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・松永宏信(32=横浜光)が同級3位・越川孝紀(28=セレス)に4回2分8秒TKO勝ちし、初防衛に成功した。
ゴングと同時に飛び出してきた越川に対し、足を使って対応するはずだったが、挑戦者の気迫に呼応するように打ち合いの展開に。2回に越川が右目上をカットし、3回には偶然のバッティングで松永も負傷。最後は王者の猛攻にレフェリーが試合を止め、ベルトを死守したが、松永は「嬉しいのは嬉しいですけど、打ち合うつもりはなかったのに、こうなってしまって…」と反省した。
習志野高―駒大とアマチュアでキャリアを積んだ越川に対し、野球少年だった松永は日体大卒業後にボクシングを始めた叩き上げ。16年10月に獲得したWBOアジアバシフック同級王座は故障のため、防衛することなく返上しただけに「どうしても防衛したい」の思いは強く、「結果的に防衛できたので安心はしました」と安堵(あんど)の表情、さらに「きのうの取材では『縦横無尽に動く』って話したんですけど、縦横無尽の意味を分かっていなかった」と笑わせた。
この日は同級最強挑戦者決定戦も行われ、同級2位・清水優人(31=木更津グリーンベイ)が同級1位・新藤寛之(33=宮田)に3―0で判定勝ち。松永は来春のチャンピオンカーニバルで清水と激突する。「次のステップへ」の思いもあり、これをクリアすれば、米国での試合も視野に入れている。石井一太郎会長は「常に向上する気持ちを保つために次のステージは用意する。まずは“次”と思えるような試合を見せてほしい」と期待していた。
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