村田諒太「早くリングに上がりたい」 ブラントとの再戦へ自信の調整
ボクシングの前WBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)が27日、現王者ロブ・ブラント(28=米国)との再戦に向けての練習を公開した。
大一番まで残り2週間。通常メニューを消化後にはサウナスーツを着てシャドーを行ったが、「減量というより、汗を多めに汗を出す程度。本格的な減量は1週間前ぐらいからですね。いつも早く落としてしまうので落ちすぎないように、落ちた分は食事でカバーしている。消費に対して摂取は足りてはいないけど、“あしたのジョー”の世界観ではないです」と説明した。
ここまでの調整は、浜田剛史代表が「これまでで一番」と太鼓判を押すほど順調。村田本人も「いい練習ができている。スパーリングの内容もいいし、迷いはない。早くリングに上がりたい」と手応えを口にした。
過去にも「早く試合がしたい」と思ったことはある。ただ、村田いわく「複合的な要素」があり、「苦しみや緊張から逃れたい」という気持ちの場合もあるが、「今回は楽しみな気持ちの方が強い」と自信を示した。
28日にはブラントが来日する。試合2週間前の来日は異例の早さだが、村田は「いいんじゃないですか。彼は彼のスタイルがあるということ。彼が来ても自分のやるべきことは変わらない」と意に介していない。「でも(宿泊先のホテル)グランドパレスには出入りしにくくなるかな。なるべく地下から入るようにします」と笑わせる余裕もあった。
今後はラウンド数を減らしながら1週間前までスパーリングを行い、本番に向かう。
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